
もっと柔軟になりたいんです!
頑固な性格を直したい…!
今受けてる心理のセッションでそう言ったら、返ってきたのはまさかの言葉。
「ちむさん、もう十分柔軟ですよ?」



…え?どういうこと?
私は、これまで親に「頑固で嫌になる」と言われ続けてきました。
自分でも「確かに頑固だよな…」と思ってたし、どうにか頑固な性格を直さなきゃって思ってたけど
実は私、頑固じゃなくて柔軟すぎだったみたいなんです。
柔軟すぎるがゆえに、周りに合わせすぎてしまって、自分を守るために「頑固でいることを選んでいた」。
そして、「頑固=悪いもの」と思ってたけど、本当にそうなのかな?
頑固と言われ続けていた


「本当に頑固!」「わがまま!」「人の言う事全然聞かない!」
子供の頃から、親によくそう言われていました。
でも、私は頑固なつもりなんてなかった。
ただ、嫌なものは嫌だって言っていただけ。
確かに、「こうでなければならない」という強い思いはあったけど、 周りの言うことだって、ちゃんと聞いていたはずなんだけどな。
でも、「嫌だ」と言うと怒られる。
そのうち、どんどん自分の気持ちを言わなくなっていきました。
だって、親に怒られるの嫌だから。
「私は頑固だ」と言われ続けていたからか、 気づけば自分でも 「私は頑固なんだ」と思い込むようになっていました。
だから、私はずっと、頑固な性格を直したい。
柔軟になりたいって思ってました。
頑固さは柔軟さの裏返し


そんなことを考えていたタイミングで、ちょうど心理セッションを受けたんです。
そこで「私は柔軟な考え方になりたいんです」「もっと柔軟性を持ちたいんです」って伝えたら、思いがけない言葉が返ってきました。
ちむさん、もう十分柔軟ですよ?むしろ、柔軟すぎるくらいだと思ってます



え?頑固の塊だと思っていた私が柔軟…!?
言われたときはちょっとよくわかりませんでした(笑)
柔軟すぎたから、周りに合わせすぎて、自分を守るために頑固になるしかなかったんですよ。
こう言われたことで、今までの自分を振り返ってみることができました。
私の頑固の正体


心理セッションをしてくれている人が言うには
「頑固な性格を直したい」って思ってる事自体、柔軟な証拠で
本当に頑固な人は「頑固を直したい」なんて思わないんです
とのことでした。
頑固すぎる人の中には、自分が正しいと思っているから、人の意見を受け入れないタイプの人もいるそうです。
言われてみると、たしかに…そうかも。
「柔軟すぎて頑固になるしかなかった」って言われたとき、最初は正直ピンときませんでした。
だって、頑固と柔軟って真逆だと思ってたから。
でも、セッション後に自分の状況を振り返ったり、ChatGPTとやりとりする中で出てきた竹の例えが、すごくしっくりきました。(AIって本当に例えたりするのが得意…!)
竹は、強い風が吹いても折れない。
しなやかに揺れているけれど、地面にはしっかりを根を張っている。
強さの秘密は、しなやかさ(柔軟性)だけじゃなく、根の強さや節々の固さ(頑固さ)にあるんじゃないか。
柔軟さがあるからこそ、支えるための頑固さが必要だった、ということ。
私が自分を守るために頑固になったのであれば、限りなく周りに合わせ柔軟になりすぎている自分を支えるために
【頑固でなくてはならなかった】可能性も。
私の行動を振り返ってみると「みんなに合わせるよ!」って言いつつ、 自分の価値観に関わることだけは、なぜか譲れなかったり。
例えば
- 誰かを騙したり傷つけるような行動は、周りがやっていても同調できない
- 自分の信じる「正直であること」という価値観はどんな状況でも譲りたくない
普段は相手の意見をちゃんと聞くし、できるだけ合わせる方。
でも、気づいたら「これだけは譲りたくない!」って心の中で主張してる自分がいる。
今思うと、私の頑固って、「柔軟すぎて自分を失いそうな自分」を止めるためだったのかもしれない。
頑固は本当に悪いこと?
親に「頑固」と言われ続けたこともあり、「頑固=悪いもの」だと思っていました。
だから、もっと柔軟になりたい!と頑張っていたけど…セッションを受けて「頑固って本当に悪いことなのかな?」と疑問に思えるようになりました。
逆に、柔軟ならなんでもいいのか?とも思ったんです。
「頑固すぎる!」って言われる人もいれば、「芯がないね」って言われる人もいる。
でも、その違いってどこなんだろう?
ちょっと考えてみた。
そうすると、「頑固だから悪い」「柔軟だから良い」じゃなくて、大事なのは “バランス” なんじゃないかと思えてきました。
柔軟さが求められるとき
→ 変化を受け入れるとき、新しい考え方を取り入れるとき
頑固でいることが必要なとき
→ 自分の価値観を守るとき、人に流されずに自分の信念を貫くとき
頑固だからダメ、柔軟だから良い、ではなくて、どちらも必要な場面がある。
「頑固と柔軟のバランス」って、考え方次第で変わるものなのかもしれない。
どっちが正しい、じゃなくて、どっちも必要。
さらに、私の中では「頑固=悪いもの」って思ってきたけど、 言葉の捉え方を変えたら意味も変わることを知りました。
- 「頑固」は「自分らしく生きている」とも言える
- 「頑固」は「信念を持っている」とも言える
ということは、頑固っていうのは「自分を大事にしている」とも言えるのかな。



そう考えたら、「直さなきゃ!」っていう焦りが、軽くなった気がしました
私が今憧れている人を思い出してみると、みんな自分の信念を持ってブレずに生きている人たちばかり。
「これが自分の価値観だ」って、反対されてもひるがない人。
自分の価値観を大事にしながら、他人の考えもちゃんと受け止められる人。
芯があるのに、どこかふわっとしてる雰囲気。
私が憧れていたのは自分の軸を持ちつつ、しなやかに生きている人たち。
そんな人達に憧れていたってことは、私も本当は自分の信念を持ってブレずに生きていきたかったのかもしれない。
私が目指したい姿はこんな感じかな↓
- 相手の話をちゃんと聞いて、一度受け止める
- でも自分の価値観は持っている
- どうバランスを取るのがいいか?を考える
私の中の頑固な部分は、このバランスを保つために必要な「芯」だった可能性もあるなと思いました。
まとめ
私はずっと「頑固=悪いもの」だと思っていました。
だから、もっと柔軟になりたい!と頑張っていたけど、実は私の頑固さは 「自分を大切にするためのもの」 だったようです。
頑固すぎることは、むしろ、柔軟すぎるの裏返しだったってことみたい。
周りに合わせすぎて自分がなくなりそうになったとき、頑固になることで自分の軸を守っていたのかもしれないって考えると
頑固さが私を支えてくれていたんだなぁ
って、頑固である自分を受け入れられた気がします。



頑固な性格を直したいと思ったなら、その時点で頑固じゃないかもしれないね