どうでもいい価値観②母親なんだからしっかりしなきゃ

どうでもいい価値観2お母さん何だからしっかりしなきゃ
ちむ

お母さんなんだから、しっかりしなきゃ
私がちゃんとしないと…!

子育てって毎日わからないことの連続で、結構プレッシャーありますよね。

お母さんなんだから、子どもの見本になるような行いをしなければ…。

お母さんなんだから、しっかりやらなくちゃ…。

私はずっと思い込んでました。(まだ抜けきれてない部分もある)

でもね、プレッシャーに感じすぎるのも子どものためには良くないのかもなって気づいた話。

もくじ

お母さんなんだから…!

家事

私はお母さんなんだから、子どものために毎日元気でいなくちゃ。

私はお母さんなんだから、子どもを悲しませちゃダメ。

私はお母さんなんだから、子どものためにおいしいご飯を手作りしなきゃ。

私はお母さんなんだから、子どもに呼ばれたらすぐ飛んでいかなきゃ。

私はお母さんなんだから、しっかりしなきゃ。

だって、私はお母さんなんだから。

子どもにとって、いいお母さんでいなくちゃ。

意識的に、そこまで考えていたのかというと、そんなことはないのですが、頭の奥底にはいつもそんな考えが居座っていたように思います。

ちゃんと子育てしないと、虐待してると思われるかも。

あそこのお母さん、子育て放棄してるんじゃない?

そんなふうに思われているかもしれない。

母親なのに、自分の子どもをまともに育てられないの?

そうやって思われるのが怖かった。

しっかりってなに?ちゃんとってなに?

主婦

日本人にわりとありがちだと思うんですが「しっかり」とか「ちゃんと」って言葉、よく使いますよね。

でも、あまりにも抽象的すぎて、その実態が見えなかったりもする。

最近は「しっかり」「ちゃんと」って、親からの呪いの言葉だったんだなって思ったりもします。

もっとちゃんとしなさい。

もっとしっかりしなさい。

あの子はそんなことで泣いたりしない。

あの子はもっとできてるよ。

親に言われて悲しかった言葉。

それを、自分が親になっても引きずってるんだなって思った。

私にとっての世界は母の価値観でできていた

主婦

「あんたは子育てもまともにできない」

そんなことを実母から言われたことがあります。

自分でもわかってるんです。

だって、子育てなんて初めてだから、どうしたらいいかわかんないし。

出産後に、産後うつになったときも「情けない」と言われたし、月に1回保健師さんが訪問するようになったときも母から「あんたが情けないから、保健師に目をつけられたんだ」と言われた。

そのときに「子育てって、人を頼ってするものじゃないんだな」って思ったし、私は恥ずかしいことをしているんだって思った。

私の中の世界は、母によって作られてた。

母が神様みたいになっていて、「母の言うことは絶対」って私の脳にプログラムされていたのかもしれない。

そして、だから母に認めてもらいたくて必死なんだ。

もう、母の呪いから抜け出すときがきてる。

しっかりしなくてもいい

そもそも、しっかりした母ってなに?

ちゃんとしてる母ってなに?

それは誰の基準?

世間の基準?

私は「自分はなんてダメな母親なんだ…」って自分を責めていることが多かった。

周りの実態なんて何も知らないのに「世の中のお母さんはもっと頑張ってる」「SNSできれいな家の様子をいつも載せててすごい」なんて想像しては、比べてた。

※SNSなんてきれいな部分しか載せてないんだって、最近になってやっとわかるようになってきたけど。

私が母親だったら子どもは不幸な思いをしているかもしれない、とか考えてることもあった。

でもそれって、子どもに超失礼ってことに気づきました。

子どもは、私たち親の希望で生まれてきてくれた存在。

だからこそ、私は「自分を責める母」ではなく、「子どもと一緒に笑える母」でいたいと思った。

お母さんがいつも悲しそうにしていたら、子どもは「私は生まれてこないほうがよかった…?」って思うかもしれない。

というか、私は自分の母親がいつもカリカリしていたり、私の成績が悪くてため息ばっかりついていたから、生まれないほうが良かったなって思ったことがあった。

それと同じことを、自分の子どもにもしてるときがあった。

こうして、親の価値観は子へ引き継がれ、孫に引き継がれ、知らぬ間に代々ずっと引き継がれていくんだろうな。

だから、私はこの負の連鎖を自分の代で断ち切る。

まとめ

別にお母さんがしっかりしていなくたって、いつも楽しそうに過ごしていたら、子どもはそれだけで嬉しいんだと思う。

料理は毎日健康に良いものを作って…なんてやらなくても、買ってきたものを、みんなで「おいしいね~」っていいながら食べれたらいい。

きっと子どもは、ちょっと抜けていても「あはは~」って笑ってるようなお母さんのほうが、楽しいんじゃないだろうか。

「いつも笑顔で、完璧に家事育児をこなす」みたいな、勝手に頭の中に作られた理想の親像。

そういうのから、少しずつ離れていきたいと思ってます。(私もまだ、完全に離れられてるわけじゃないけど)

今心理セッションをしてもらっている先生にも「家族はチーム」「お母さんが1人で頑張るのが家族ではないですよ」って言ってもらったことがあります。

【母親なんだからしっかりしなければならぬ】

これは、どうでもいい価値観だったんだなってことに気づきました。

すぐに、手放す!というのは難しいかもしれないけど、気付いたのだからちょっとずつ変われるはず。

ちむ

「しっかりした良いお母さん」とは
さようなら

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