私ってどんな人間なんだろ?
自分がわからないままアラフォーになってしまった私は、よくそんなことを考えてます。
短大のときも心理学の授業を取っていたんですが、それも「自分を知りたかったから」です。(結局そんな深い話は学べず、しかもあんまり覚えてない笑)
そんな「自分がわからない」「心理テストが大好き」だった私が出会ったのが、16パーソナリティ診断です。
これをきっかけに、少しずつ自分を理解できるようになってきました。
【注意】 この記事は、私が性格診断を自己理解に使った一般人の体験談です。
専門家による解説ではないので、あくまでも「へぇ、こんな経験をした人もいるんだ」くらいの気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
16タイプパーソナリティを知る
私が16タイプパーソナリティ診断を初めて知ったのが、2018年。
その頃は「自分ってどんな人間なんだろう」と思いながらも、そこまで自分について深く考えていませんでした。
だけど、昔から性格診断とか心理テストは大好きで。
16タイプパーソナリティ診断を知ったときもすぐに飛びつきました。
一番最初にやったときの結果は「ISFJ(擁護者)」
何度やっても「ISFJ」になるので、私は16タイプ診断では「ISFJ」と思ってました。
ISFJって縁の下の力持ちって感じでいいよね。
優しくてなんでも包みこんでくれるイメージ。
やったことある方も多いかもしれませんが、リンク載せておきます。
MBTIと16タイプパーソナリティの違い
それから数年経ち、ネットでMBTIの文字をよく見るようになりました。
韓国ではMBTI診断が流行っているみたいで(違ったらすみません)、アイドルたちも自分の結果を番組などで公表してるんですよね。
そこから急にMBTIが盛り上がり出したのかな?と個人的に感じてます。
それで、私もこのときに初めて知ったのですが、MBTIと16タイプパーソナリティは別物ということ。
日本MBTI協会のホームページには、16タイプパーソナリティ診断や、16タイプに分類するたぐいの診断は【MBTIとは似て非なるもの】としています。
16パーソナリティは今の性格を自己診断するもので、MBTIは生まれ持った本来の自分を探るもののようです。
MBTIの公式ホームページには「こころの利き手をみつける」って書いてあるので、「そういう傾向があるよ」っていうのを知るためのツールなのかな。
似てるけど、実は少し目的が違うんですね。(だから似て非なるものって表現されてるのかも)
私も本物のMBTI診断を受けてみたいとは思っているのですが、Zoomを使って5時間くらい?複数人でディスカッションしながら行う形式のようなので、未だにできずにいます(知らない人と話すの怖い…)
ユングの心理機能を知る
16タイプパーソナリティやら、MBTIやら、色々な自己理解のためのツールがあるんだなぁと思っていたら、今度はユングのタイプ論(心理機能)というのを見つけました。
調べてみると、MBTIはユングのタイプ論を元に作られたものなんだそうで。
ユングのタイプ論には「心理機能(認知機能)」という考え方があって
- 外向的感覚:現実重視、今を感じる
- 内向的感覚:過去の経験から捉える
- 外向的直観:新しい可能性を探る
- 内向的直観:内面的な洞察を深める
- 外向的思考:効率・成果を重視
- 内向的思考:内面的な論理で考える
- 外向的感情:他人と調和を大切にする
- 内向的感情:自分の価値観に忠実
8つの心理機能の組み合わせでタイプ分けするもの。
本来の自分を知りたい人は、ユングのタイプ論に基づいた心理機能を学ぶと、より深い自己理解が得られるかも!?
ってことなんですよね。
心理機能を元にした診断を受けてみた
調べているうちに、私は心理機能に興味を持ったので、無料で受けられるネットの心理機能の診断を受けてみました。
↑この診断でもISFJになったので、私はISFJでしょ!って確信に変わりました。
でも、せっかく心理機能について知ったんだから一度専門の人に診断してもらいたい!
ネットで検索しまくって見つけた方に依頼して、心理機能を見てもらうことに。(2024年3月)
80問くらいの記述式の質問に答えて診断してもらうというものだったので、私の中では信憑性が高いなと感じました。(選択制じゃないから、自分の意思がちゃんと反映されてる感じがするし)
結果は「ISFP」
ずっとISFJだと思ってたので、受け入れられなかったです(笑)
だって、ISFPって自由奔放みたいなイメージがあったし、私は絶対違うだろ!と。
だけど、診断結果に書いてあることが、私が今まで見て見ぬふりをしてきた痛い部分ばかりをついてくるんです…。
受け入れられなくて「こんなの私じゃない!」と反発してました(結果がISFJになることを期待してたんですよね、きっと)
でも、診断後の数日間、何度もその結果を読んでいくうちに「確かにそうだ」「理想の自分になりたくて自覚しないようにしてきたな」という部分を認知できました。
16パーソナリティでISFJになったのは「そうでありたい自分」が反映されてたんだと思います。
- しっかりしなくちゃいけない
- みんなの言う事を聞いて合わせないといけない
- 人に優しいと言われなきゃ認めてもらえない
本当の自分は見せちゃいけないってずっと思ってたので、自然と選ぶ選択肢も「こうでありたい(私はこうでなくては)」っていう感じだったのかもと思います。
16パーソナリティ診断は、自己申告で選択式なので、仕方ない部分はあるのかもですね。
ISFPに納得できた理由
ISFPの心理機能は
- 内向的感情:自分の価値観に忠実
- 外向的感覚:現実重視、今を感じる
- 内向的直観:内面的な洞察を深める
- 外向的思考:効率・成果を重視
※8番まで見てもらったけど割愛
ということで、簡単に言うと「自分の価値観をめっちゃ大事にする人」
言われてみると、子供の頃は「頑固」「しつこい」「自分勝手」「育てにくい」と散々親に言われてきたのを思い出しました…(笑)
※あまりにも言われすぎて、自分が自分でいることが悪いことだと思っちゃったのかもしれないですが。
【補足】
通常、①の機能を②がサポートして、②の機能を③がサポートする、みたいな感じだそうです。(④は意識してもなかなか使えない、50代以降に使えるようになってくるとのこと)
だけど、大体の人が②の機能を活かしきれず、①のサポートに③の機能を使ってしまうことで、不健全な考え方に陥ってしまうんだとか。(第三ループというらしい)
更に不健全な状態が続くと④の普段使えない機能が暴走をはじめ、「らしくない」発言や態度を取ってしまうんだそう。(自分を守るために)
第三ループの不健全時の状態が、まさしく私そのもので。
- 被害妄想、極度に不安になる
- 新しい体験、興味深い経験を拒否する
- 自分にとって意味のある価値観がわからなくなる
不健全時の状態を見て、「私はISFP」なんだろうなって腑に落ちた部分もありました。
だけど、なるほどーと思った反面「じゃあ私の価値観ってなによ?」となったのも事実。
この結果を元に、一人で色々と考えを巡らせていたのですが、AIの登場で壁打ち相手ができたので今はAIと自己探求を続けている感じです◎
ちなみに、私は自分の価値観を本当は大事にしたかったんだ!と自覚した状態で、上記の無料の心理機能診断を受けると、ISFPにしかならなくなりました(笑)
やっぱり、自分で自覚している自分と、無意識の自分って随分違うんだろうなと思います。
性格診断は「枠」にハマるものではない
私もそうだったのですが、性格診断でこれ!っていう結果が出ると、その枠にハマろうとして自分を見失う気がします。
こういう診断系の結果は、あくまでも自分の考え方や行動のパターンを知るためののツールとして使うのがいいのかな?と今は思ってます。
例えば、内向的な性格タイプと結果が出たとしても「外向的な部分もある」し、内向的でなくてはならないわけではないですよね。
そういう傾向があるだけで、すべてが説明の通りではないし、結果を踏まえて「私には◯◯な部分があるかもしれない」くらいの柔軟さがあったほうがいいんだろうなと思います◎
経験が増えていけば考え方も変わるし、いろんな自分が出てきますもんね。
とはいえ、「私はこんな人間かもしれない」って知りたい欲で、色々診断受けてしまうのですが…(汗)
枠にハマりすぎないようにだけ、気をつけるようにしてます◎
まとめ
2018年に初めて知った16パーソナリティ診断から数年経って、心理機能にたどり着いた結果、私の自己理解は加速した気がしてます。
最初は「ISFJ」であることが嬉しかったし、固執してたと思います。
でも、専門家の診断によると、私は「ISFP」っぽい認知の仕方をしているとのことで、長い間見ないようにしていた部分を見つめるきっかけになった気がします。
自分を理解するって一筋縄じゃいかないよね。
- 時間をかけてじっくり向き合う(すぐ終わらない)
- 痛い部分と向き合わないといけない
- 答えは一つじゃないし変わっていく
終わらなかったらどうしよう(笑)
私は「自分の価値観をめっちゃ大事にする人」だそうですが、今は「その大事にしたい価値観はなんだ?」という部分をAIを使いながら探ってます。
無料でも心理機能診断のテストが公開されているので、気になる方は受けてみてもいいかもしれないです(あくまでも参考程度に)
MBTI協会の公式のセッションもいつか受けたい(知らない人と話すのは怖いけど…!)
16タイプから心理機能を知るまでに(知ってからも)、いろんな診断を受けてきたので、他の診断についてもまとめていきます。
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