謎のメンタル不調とか、謎の地味な体調不良とか、思うように動けない状態が何年も何年も続く。
病院に行っても「原因不明」「ストレスですかね~」で終了。
こんなにしんどいのに、原因はないの?
なんで治らないの?
そんなときに、とある心理のカウンセラーさんに言われたのが
「体調不良でいるメリットがあるから治らないんだよ」という言葉でした。

体調不良にメリットがある!?
そんなわけあるか
謎の体調不良が何年も続く(むしろ年々悪化)


謎のメンタル不調とか、地味な体調不良とか…。
思うように動けない状態が、何年も何年も続いていました。
病院に行っても「原因不明ですね」「ストレスでしょうか~」で終わるだけ。
こんなにしんどいのに、原因はないの?
なんで治らないの?
そんなふうに思いながら、時間だけが過ぎていました。
私も数年前まではちゃんと通院してたけど、全然変わらないからいつの間にか行かなくなってました。
病院でダメなら…と、いろんな情報を検索しては試してみて「これもだめだった」「あれもダメだった」「他にいい方法はないの?」とぐるぐる同じところを回ってる状態。



もしかしたら一生このままなのかもしれない
体調不良にはメリットがある?


今までいろいろなカウンセラーさんに相談してきました。
あるとき、とあるカウンセラーさんに言われました。
体調不良でいるメリットがあるから治らないんだよ
体調不良にメリット…?
いやいやいや…
メリットなんて無いでしょ。
体調不良って、苦しいし、できれば早く抜け出したい。



好きで体調不良になってるわけない
本当にメリットがあるの?
最初は「そんなわけない」と内心反発してました。
自分で望んで体調不良になってるんだよ、って言われた気がして、「は?」って思ったのが本音(笑)。
でも、「体調不良で得られているメリットを考えてみて」と言われて、しぶしぶ考えてみたんです。
そして、気づいてしまいました。
- 元気がなければ優しくしてもらえる
- 体調が悪ければ、嫌なことから逃げられる
- 体調を理由に特別扱いしてもらえる(かもしれない)
……あったんです。
メリットが。
私にとって、体調不良は「守り」でもあったみたい。



体調不良にメリットなんかない!って反発してごめんなさい
全てにつながる根っこの問題


さらに深く掘り下げると、もっと根本的な問題にたどり着きました。
私の中にはずっと
「何もない私は、存在している意味がない」
という思い込みがありました。
それは、親との関係の中で育った価値観。
特に、体調を崩したときだけ親に優しくしてもらえた経験が、
私の中に「体調不良=存在価値」というイメージを作ってしまっていました。
こうした親との関係による思い込みは、心理学では「愛着問題」とも言われるそうです。
(それを知って愛着障害の本も何冊か読んでみたりした。ビックリするくらい、まんま私だった。)
だから、無意識のうちに、体調不良でいることで『私はここにいていい』と感じたかったんだと思います。
私が存在するためには、体調不良でいなければならなかった。(と、思い込んでいた)
年々それがひどくなって、体調の悪化につながった。
(他にも遠慮して言えなかった思いとかが蓄積されて、不調の原因になっている可能性もあるんだって)
体調不良でいることは、私にとってアイデンティティの一部になっているんだと思います。
- 元気な自分になるのが怖い
- 変わることが怖い
ホメオスタシス(現状維持しようとする本能)も手伝って、私は「体調が悪い私」でいることを無意識に選んでいたのかも。
だって、元気になったら、今までと変わったら、「これまで生きてきた私がなかったことになっちゃう」かもしれないから。
アラフォーの年齢になるまで、そうやって生きてきたのに、これまで生きてきた自分を全部否定することになるから。



これまではそうでしか生きられなかった
ちょっとずつ変化を受け入れたい


正直に言うと、今も親との関係は完全には解決できてないです。
この年になるまで、親の影響を受け続けていることにも驚きを隠せない。
でも、「問題の根っこに気づけたこと」は、ものすごい衝撃とともに大きな一歩。
これからは、体調不良に頼らずに「私はここにいていい」と思えるように生きていきたい。
多分、簡単ではないんだと思う。
私は、何事も焦っちゃうところがあるから、数年単位ともなると「そんなにかかるのか…!」と思ったりもしました。
でも数十年思い込んできたことを簡単に変えるほうが難しいってこともわかる。
だから、ちょっとずつ変化する自分を受け入れていきたいです。



じわじわいくよ
3歩進んで2歩下がると思うよ
まとめ
- 体調不良には「守ってもらえる」などの無意識のメリットがあることがある
- その根っこには「親との愛着問題」が隠れている場合もある
- 気づけたことは、変わるための大きな一歩
気づいたからといって、すぐに全部が変わるわけじゃない。
でも、「気づけた」っていうだけで、本当はすごいこと。
今までの自分も、精一杯だったんだなって思う。(生きるために無意識だけど必死)
多分、このブログでも「お前、また前回と同じことで悩んでるんかーい!」ってことが度々出てくると思います。
1mmずつ変わるようなスピードかもしれないけど、1mmでも変われたら大成功です。



1mmを積み上げて確信に変えていく