自分を理解するには、エニアグラムを活用するのがいいらしい。
私は、16タイプ診断(心理機能)やストレングスファインダーを受けてきましたが、エニアグラムという性格論があることを知りました。
エニアグラムは、9つのタイプに分けて性格を捉える性格診断。
それぞれのタイプには特徴的な行動パターンや考え方があり、自分の強みや課題を理解するのに役立つとのこと。
性格診断好きな私は、すぐに興味を持ちました。
ネットで簡単にできるものもたくさんありますが、どれが自分にしっくりくるのか?
診断結果は、自分が感じている自分と合っているのか?
この記事では、無料診断から専門家の診断まで、私が試したエニアグラム診断の体験をシェアします。
【注意】 この記事は、エニアグラムを自己理解に使った一般人の体験談です。
専門家による解説ではないので、あくまでも「へぇ、こんな経験をした人もいるんだ」くらいの気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
エニアグラムとは
エニアグラムは、人の性格を9つの基本タイプで理解する性格診断システムです。
それぞれのタイプには以下のような特徴があります。
※日本エニアグラム学会の説明を参照しています。
- タイプ1:改革する人
- タイプ2:人を助ける人
- タイプ3:達成する人
- タイプ4:個性的な人
- タイプ5:調べる人
- タイプ6:忠実な人
- タイプ7:熱中する人
- タイプ8:挑戦する人
- タイプ9:平和をもたらす人
また、基本タイプの両隣のタイプの特徴も持ち合わせる「ウイング」や、3つのタイプの組み合わせである「トライタイプ」という考え方もあるとのことです。
エニアグラムの無料診断を受けてみた
まず最初は無料診断からやってみよう!ということで、いくつかネット上で公開されているエニアグラムの無料診断をいくつかしてみました。
日本エニアグラム学会
最初はエニアグラム学会の簡易診断から。
日本エニアグラム学会のページにも書かれていますが、簡易診断はあくまでも目安とのこと。
正確にタイプを知りたい場合は、日本エニがフラム学会が主催する【プライマリーコース】への参加がおすすめとのことでした。
一番星が多いものがあなたのタイプです、とのことでしたが…
- タイプ1
- タイプ2
- タイプ4
- タイプ9
4つのタイプが同率でした。
きっと私のように「自分では判断できない」となる方も多そう(笑)
やっぱり簡易診断でははっきりさせるのは難しいみたいですね。
9エニア・デルタタイプ診断
次は9エニア・デルタタイプ診断(mentuzzle)。
こちらのサイトにも注意書きがされていました。
当診断サイトはエニアグラムの理論から考察を記した個人制作サイトであり、公式との関連性は一切ありません。
ですので、「エニアグラムってなんだろなー、ちょっと気になるな-!」っていうエンタメ的な楽しみ方で使ってね!ってことなのかなと解釈。
個人的には、こちらのサイトのイラストの世界観がとても好きです…!
※心理機能のテストも個人的にはとてもしっくり来る内容だった。
テストの結果は「タイプ4」。(著作権があるようなので画像は載せません。シェア目的なら平気みたいなんですが、ビビリなので(笑))
- タイプ4(感じる人)
- ウイングタイプ:4w5
- トライタイプ:469
ということで、4の特徴が多く出ている?みたいです。
hoyme:エニアグラム診断
次はhoyme。
こちらはいろいろな診断が載っているサイトさんですね。
こちらのサイトでも結果は「タイプ4」でした。
3つの診断結果を通じて、私は「タイプ4」の傾向が強いのかなということが見えてきました。
でも、タイプ4って芸術家・個性的・目立つの好きって表現されてるんですよね。
私は別に芸術的でもないし、絵がうまいとかそういうのもない。
基本的に影でひっそりしていたいタイプです。
エニアグラムの本を読んでみる
簡易診断では本当に自分がタイプ4なのかわからない!
ということで、本を読んでみることに。
私が読んだ当時は、Kindle Unlimitedで無料で読めたので、こちらの本を選びました。
こちらの本によると、タイプ4(タイプ4w5)の特徴は以下の通り。
- 個人的で風変わりな自己表現
- 自分自身のために創造
- 探究心が強い
- きわめて内向的
- きわめて非社交的
- 人の反応を想像する
これだけを見ると、「たしかに…」と思う部分もあります。
さらに、タイプ4はストレスが溜まるとタイプ2のような行動を取るそうです。
- 自己犠牲的になる
- 周りの人との関係が気になりすぎる
- 精神的に不安定になる
なるほど…って感じの内容です。
でも、全体的にこの本で紹介されているタイプ4に、私は当てはまっていないような気もするんですよね。
他にも色々本を読んでみましたが、タイプ4は当てはまるようで当てはまってない気がする…!
なぜタイプ4になってしまうのか?
どうして、無料のエニアグラム診断の結果がタイプ4になってしまうのか、自分なりに考えてみました。
- 頑固(本当はやりたくないことは絶対やりたくないと思っている)
- 私のことを人はわかってくれないと思っている(わかってもらいたい)
- 目立ちたくないけど没個性はいやだ
「自分らしくいたい」「そのままの自分を認めてほしい」といった思いが、タイプ4にしているのかなと。
ウイングタイプの4w5に関しては「自分の内側に対する探究心がすごい」という部分で当てはまるような気もします。
トライタイプの469に関しては「自分探しの旅人」という名前がつけられているようで、常に自分らしさを探求している傾向があるそうです。
…これは、まさしく私。
性格診断も受けまくってきましたし、占いやら、心理検査やらいろいろ受けました。
「自分の内側に全パワーが注がれている」という点が、私がタイプ4になる理由なのかなと思います。
専門家に診断してもらった
無料診断をして、本を読んで、タイプ4(4w5・469)という結果が出ましたが、まだ信用しきれない。
そこで、また例のごとく専門家に診断してもらうことにしました。
ココナラで心理機能を見てもらったときに、その方がエニアグラムも診断できるということだったのを思い出し、DMでエニアグラムだけ受けられないか交渉したところ、快く診断していただけました。
心理機能の時と同じで、質問に記述式で答える形式でした。
結果は「タイプ4」「4w5」「469」
ということで、無料診断と同じ結果に。
なぜそうなったのか説明を読んでいると、納得できました。
ブロック4の特徴は「ロジック」に執着しがちなこと。
物事や人をロジックで理解しようとするので、感情面がロジックで説明できないときに戸惑いや苦しさを感じることがある。
あなたの自己表現や感情の認識に対する悩みも、この影響の可能性がある。
~中略~
ブロック4の人は「誠実さ」や「分析」へのこだわりが落とし穴になりやすく、理想の自分とのギャップに悩んだり、分析しすぎて感情に迷い込むことも。
「達成したい」「嫌われたくない」という気持ちが強く、繊細さを大事にし、雑なものを避ける傾向がある
※ウイングやトライタイプの説明もしてもらったけど、ここでは割愛。
感じたことを「どうしてこう感じるのか?」とロジックで(論理的に)説明しようとするけれど、どうしてもうまく表現できない!という葛藤が生まれやすい、ってこと。
これ、私がよく感じているところです。
今回の診断では自分のブロックとなる部分を認識して行動したらいいよ、というスタンスだったので、私の苦手なことを色々と教えてくれました。
誰よりも感情を感じているのに、それを表現できない!というのが悩みにつながるらしい。
タイプは固定ではなく変化するもの
そして、こちらの専門家の方の考え方が、参考になったのでシェアします。
心理機能のシステムをベースにエニアグラムを使ってエネルギーバランスを調整し、各機能を発達させると良いと考えている。
エニアグラムでは、いろいろなタイプや概念を深追いするより、自分のエネルギーのブロックを理解して解放することが大切。
心理機能はわかりやすいが、固定観念にとらわれるリスクもある。
エニアグラムの理想は、エネルギーが自由に流れ、タイプやパターンがない状態になること。
タイプは固定ではなく、変化しうるもの。
基本的なタイプを認識し、それを解放することで、心理機能も成長しやすくなる。
とのことでした。(この方は心理機能とエニアグラムをうまく使っていけばいいよ、という考え方)
私はこのタイプだから、こう生きる!というのではなく、固定観念にとらわれず苦手な部分は解放していくことで、人間として成長していけるってことなんだろうなと思いました。
エニアグラムではタイプ4ってなってるけど、「今は」ってことだよね。
タイプ2にもなれるし、タイプ2になれば他のタイプにもなれるってこと。
私はこのタイプだから!と頑なにならなくてもいいってことなのかなと思います。
まとめ
エニアグラムの診断を受けたら「タイプ4」という結果になりました。
エニアグラムも自分の内面と深く向き合う良い機会になりました。
最初は「芸術家タイプ」とも言われるタイプ4に、あまり自分が当てはまらない気がしてたのですが
いろいろな診断結果や専門家のアドバイスをもとに考えてみると、自分の「自分を知りたい!」といった部分が「タイプ4らしさ」につながっていたようです。
私が自分のことを知りたがるのが個性ってことなんですかね…(笑)
エニアグラムのタイプは固定されたものではなく、成長に応じて変化しうるということも改めて理解。
今はタイプ4だけど、今後は変わるかもしれない。
エニアグラムの結果も参考に、自己理解をさらに深めていきたいです◎
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