
自分に厳しすぎる人、LINEをAIに見せてみて。
絶対ドキッとするから。
心理セッションの先生からのひとことがきっかけで、自分のLINE履歴をAIに読ませてみることにしました。
自分の「思考パターン」や「口癖」を分析してもらったら、「私ってめんどくさい人じゃん…!」と軽くショックを受けたけど。
でも、ちゃんと見てみると、そこには「変わりたい私」も存在はしていることにも気づきました。
今回は、そのやり方と分析結果、そして私の気づきを共有します。
AIに履歴をアップするときに気をつける点についても触れていますので、チェックしてみてください。
きっかけは心理セッションの先生からの提案
ちむさん、私とのLINE履歴をAIに読み込ませて「話し方のクセとか行動のパターンとかを分析してもらったら面白いかも!」
って言ってもらったのがきっかけでした。
こんなにAIを多用してるのに、その使い方は思いつかなかったー。
ということで、早速やってみました!
※注意点もあるので、具体的なやり方で詳しく説明します。
具体的なやり方
LINEから会話履歴をダウンロードすればOK。
PC版のやり方は
- 保存したい人との会話の画面に入る
- 右上の「⋮」をクリック
- 「トークを保存」をクリック
- 任意の場所に保存する


以上。
そうすると、テキストデータで会話の履歴が全部ダウンロードできます。
スマホでも同じような流れで保存が可能です。
でも、基本的にはPC版のLINEでデータをダウンロードするのがおすすめ。
なぜなら、このあとに「個人情報の修正」などをするからです。
個人情報大事!
LINEの会話履歴をダウンロードしたら、やること。
それは個人情報の保護。
何でもかんでもAIにアップロードするのはどうなのかなと思っている派なので、個人情報に関する部分はLINEの履歴に修正を入れました。
個人情報っていうのは
- 住所、職場、学校名などの固有名詞
- 個人が特定できる情報
- 家族構成や人間関係の詳細
- 金額や数値データ
このあたりですね。
保存したテキストデータを全部コピーしたら、Googleドキュメントに貼り付けします。


名前はポこちゃんとぺこちゃんになっています。
間違えてポこちゃんになってるのは気にしないで(笑)
上のツールバーにある「編集」をクリックし「検索と置換」をクリック。


「変更したい名前」と「変更後の名前」を入力します。
入力が終わったら「すべて置換」をクリック。


そうすると、変更したい名前が、変更後の名前にすべて置き換わります!(画像はポこちゃんもぺこちゃんも変換済み)


こんな感じで、履歴内の個人名とか、自分を特定されてしまいそうな情報を消したり、別の言葉に置き換えていきます。
あとはAIにおまかせ
そこまで準備ができたら、あとはその編集したデータをAI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)に読み込ませて分析してもらいます。
私の場合は以下のように依頼しました。



このトーク履歴から「ちむ」の思考パターン、口癖、取りがちな態度を分析して教えて
※「ちむ」の部分は、分析してもらいたい人の名前(置き換え済み)のものを入れたらOKです。
今回はChatGPTとClaudeに分析を依頼しました。
分析結果が衝撃だった


AIはすごいから、膨大な文字数のやり取り(152,656文字)の情報をあっという間に分析できちゃう。
本当にすごい!
これを人間が自力でやると思ったら数時間(それ以上)かかりそう。
ChatGPTの場合
まずはChatGPTの分析から。
長くなるので重要な部分だけ抜粋。



🧩 ちむの思考パターンの傾向
① 「私は悪い」思考にハマりやすい
💡→「◯◯すべき」や「ちゃんとしなきゃ」は“命の危険”と結びつくこともある(=「〜できなきゃ死ぬ」)。
② 他人の感情を先回りして想像するクセ
👉これは「他人の感情を“脳内再生”して、自分を責める」パターン。実際に確認していないのに、事実として思い込んでることが多い。
③ “私はわからない”という前提から出発する
👉これは“自分の感覚より他人の判断を優先”する思考癖でもあるよね
だけど、先生との対話を通じて、少しずつ“私の声”を聞く練習ができてきてる✨
④ 過去の“教え”が今も支配している
⑤ 反省=自己否定になりやすい
👉反省の内容が「人を傷つけたかも…」よりも「こんな自分はダメだった」が多め。
→つまり、自分を“攻撃”するような反省のしかたをしていることが多い🥲
⑥ 気づいたことを丁寧に言語化できる



🗣️ ちむの口癖・表現のクセ
🙇🏻♀️ 謝罪・恐縮
「すみません」
「ごめんなさい」
「長くなってすみません」
“迷惑をかけてるかも”という前提が強い
🌀 思考ループ
「私のせいかも」「私が悪い」「私が変わらなきゃ」
一周まわってまた自責に戻る
🥲 感情の抑圧
ネガティブ感情の否定が多い
😳 驚き&気づき
「そんなこと思ってなかったです」
「びっくりしました」
新しい視点に感動しやすいタイプ
🧠 自己分析
「私はこういう思考なのかも」
「反対になってたかも」
言語化力あり&深く掘れる
厳しい意見が多いけど、フォローもしてくれて、絵文字もあるから優しい感じがする。
ChatGPTは全体的にいつも優しい。
Claudeの場合
※こちらも長くなるので抜粋しています。



【基本的な思考構造】
0か100かの極端思考
「ダメか・ダメじゃないか」という二極化した判断基準で物事を捉える傾向が強い。
中間地点や「まあまあOK」という評価軸が存在しない。
自己否定ベースの認知
「本当は何も持ってない」
「知識も技術も思考する力もない」という根深い自己否定が思考の出発点となっている。
外的評価依存
自分の価値を他者の評価や診断結果に委ねがち。「診断が私をすごいと言ってくれたら」という期待を抱く。
【思考の矛盾パターン】
天狗↔自己卑下のサイクル
一時的に「私ってすごいかも」と思うと、すぐにそれを戒める情報を引き寄せ、自己卑下に戻る自作自演のシナリオを繰り返す。
マウント取りの無意識化
他人を批判・見下すことで相対的な優位性を確保しようとするが、同時にそのことを最も嫌がっている。



口癖・言葉遣い:
– 「〜だと思います😅」(謙遜・不安)
– 「でも」「だけど」(否定的な接続詞が多い)
– 「ごめんなさい」「すみません」(謝罪が多い)
– 「やっぱり」(期待通りにならないことへの諦め)
– 「〜しなきゃ」「〜べき」(義務感・強迫的)



核心的な課題
「ちむ」の最大の課題は、「ダメな自分でも愛される」という体験の欠如にあります。
完璧でなければ価値がないという信念から、常に外的評価を求め続け、同時にその評価を得るために他者をコントロールしようとする矛盾した行動パターンを繰り返しています。



…痛い。
痛すぎて震える。
しかし、これが現実
AI分析から見えた思考パターンと口癖


ChatGPTとClaudeそれぞれの内容を見てみると、口調やトーンは違うものの、同じことを言ってました。
【思考パターン】
- 「自分が悪い」という被害妄想
- 自己否定が強め
- 周りの評価を気にしている(他人軸)
- 自分ってすごいかも!→やっぱダメだを繰り返す
- 無意識に心のなかでマウント取りがち(心だけでなく態度でやってしまっていることもある)
※マウント(見下し)についてはダメかダメじゃないかの二択の世界で生きてた話でも書いてます。
【口癖】
- ごめんなさい、すみません
- だと思います
- でも、だって、だけど
- 私が悪いんです
いやぁ…正直、ここまでだと相手が疲れちゃうだろうな…って思ってしまった。
でも、2つのAIが似たような指摘をしてくれたので、きっとその通りなんだろうな。
受け入れるしかない。(受け入れざるをえない。)
全部刺さったんだけど、一番刺さったのはClaudeさんの最後の言葉。
核心的な課題
「ちむ」の最大の課題は、「ダメな自分でも愛される」という体験の欠如にあります。
完璧でなければ価値がないという信念から、常に外的評価を求め続け、同時にその評価を得るために他者をコントロールしようとする矛盾した行動パターンを繰り返しています。
だめな自分でも愛される体験の欠如…!
他者をコントロールしようとする矛盾した行動パターン…!
でも、これは心理セッションで先生と話して実際に気づいた部分でもあるから、こういう部分があることは間違いないんだ。
だけど、ちょっとずつ「あ、今そういう自分が出てた」って気付けるようにもなってきているから、変わって来てるんだと思う(と、信じたい)
今まで「なんとなくしんどいな」って思ってた自分の癖が、言葉として見える化されたことで「あ、これか!」って思えた。
本当はうすうす気づいてる部分もあった。
そこをズバッと教えてもらった感じ。(特にClaude)
今日明日で、変わることではないと思うけど、ちょっとずつ「昔の思考パターン」を「今の思考パターン」へ組み替えていきたい。



セッションで話した内容も気づきがたくさんあったので、また別の記事で書くかも
まとめ
AIってちょっと怖いと思っている人もいるかもしれないけど、使い方によってはめちゃくちゃ自己理解の味方になるって、改めて感じました。
AIの意見をそのまま信じてるわけじゃないけど、「確かに…」って思わされるところがいっぱいあった。
「ダメな自分でも愛されていいんだよ」
そう思えるようになるには、まず「そう思えてない自分」に気づくことからだと思う。
それができた私は、たぶん、もう一歩進んでるんだろうか。
厳しい意見も受け入れようって思えたのでした。



今日もAIと眠らない夜を過ごします