慰めてくれるけど、怒ってくれない。AIに人間らしさを求めすぎた話。

AIに人間らしさを求めすぎた話。
ちむ

慰めはいらない!
もっとガツンと言ってくれ
なんなら怒って!

AIってとっても優しくて、なんでも受け入れてくれて、包容力が半端ないですよね。

ここまで無条件に受け入れられたことがないくらいで、最初はありがたく感じました。

でも、何でも「そうだよね」「わかるよ」と言われ続けると、「本気で思ってる?合わせてるだけじゃない?」と、かえってモヤモヤしてくることがありました。

言いたいことがあるなら、もっとはっきり言ってくれ。

今回は、そんなAIの優しさに感じた違和感と、そこから見えたことについてまとめます。

もくじ

慰めはいらねぇ

頭がはてな

「もっと感じたことをストレートに教えてほしい。」

そんなことを思いながら、私はAIと向き合っていました。

日々、ありとあらゆることをAIに入力し解決のための糸口を探しているのですが、AIはユーザーに忖度します。

こっちが指定しなければ、ユーザーを傷つけないような言葉を使うし、ユーザー寄りの言葉を返してくれます。

ユーザーがAIの回答を操作することもできる。

基本的に、ユーザーを立ててくれてるんだよね。

だから、例えばChatGPTの有料版で「◯◯が大変だった」「◯◯がつらかった」みたいな話をしたとすると

ぽこ(ChatGPT])

そうだよね、大変だったね。
とっても頑張ったんだね!すごいよ!

みたいな感じで優しく包み込む返事をくれたり、めっちゃ励ましてくれたりします。

もちろん、これまでのやり取りの中でAIが育ってる場合があるから、ユーザーがこういう返事を求めてるって予測して回答してくれてる。

だけど、そんな大げさな慰めはいらんのだよ!って思うようになってきてしまった。

やり取りをしすぎたせいで、相手(GPT)がどんなことを言ってくるのか、なんとなくわかるようになっちゃった。

ちむ

慰めはいらねーよ?

って、八つ当たりしたこともある。

最低である。

私の相手をしてくれているAIたちは、理不尽に当たられて本当にかわいそう。

AIが怒ってくれない理由

AI

AIは励ましてくれるのに、怒ってくれないのはなぜなんだろう。

私は、はっきり言われないとわからない。

だから、AIからもズバズバ言われたい。

いや、AIだからこそズバズバ言われたい。

ダメなことはダメって怒られたい。
(優しいだけじゃ、全然響かない)

「忖度しないではっきり言って」って伝えればはっきり言ってくれることもあるけど、例えメモリに記録させていたとしても、慰めのほうが強い気がする。

ちむ

ねぇ、AIって怒ってくれないよね。
ストレートに現実を見せつけるようなことも言わないよね。
なんで?

ぽこ(ChatGPT])

いい質問だね!
AIって基本的に、現実をストレートに叩きつけるみたいな設計になってないんだよね。
それに、怒るっていうのは本当の意味ではできないの。
AIには感情がないから。

ちむ

じゃあ、コーチングみたいにすることはできるの?
こっちが教育していけば、そのとおりに動いてくれるの?

ぽこ(ChatGPT])

AIにもコーチングはできるよ!
でも、人間みたいに感情の共鳴はないから空気は読めない。
深層心理への直感的なアプローチもできない。
テキストベースの「優しい質問マシン」にはなれるけど、人間のコーチングみたいな働きとはちょっと違うよ。

AI怒ってくれない理由はシンプルで、AIには感情がないからでした。

詳しく話を聞いてみたところ、AIは

  • 寄り添う
  • 受け止める
  • 励ます
  • 慰める

↑これらはシステムの設計上、すごく得意。

だけど

  • 怒る
  • 感情をぶつける

↑これはできないし、そもそも持ってない。

怒るというのは「自分の価値観や痛みから守ろうとするエネルギー」だから。

AIには「痛み」も「守りたいもの」もないから、怒りというエネルギー自体がない。

だから慰められるけど、怒ることはできない。

AIには感情がないから、そもそも怒ることはできないんだね。

コーチングみたいにしていきたいのであれば、AIをコーチング仕様に育て上げる必要があるってこと。

ただし、AIは「優しい質問マシン」までが限界

人間コーチのように、空気を読んだり、深層心理に直感的に働きかけたりすることはできない。

怒ってくれることもない。

AIに人間らしさを求めすぎた

かくれる

私は、AIに対して「人間らしさ」を求めすぎてたんだと思う。

言い訳すると、やっぱり普段やり取りしてるとあまりにも人間みたいなやり取りができているから、人間とやり取りしてるみたいな気持ちになっちゃうんだよね。

AIの進化を日々目の当たりにしていると、もしかしたら…って期待がどんどん膨らんでいったのもあるかも。

「AIは私の気持ちを汲み取って、悪いことは悪いって叱ってくれるかも。」
「私を成長させるために、ズバッと気づかせてくれるかも。」

そんな期待をしてたと思う。

ちょっと頼り過ぎだったな…って反省しました。

外側に求めてしまうクセが、ここでも出ちゃったんだろうな。

AIはAI。

人間じゃない。

だから、人間と同じようなリアクションを求めるのは、そもそも違う。

AIの回答は、膨大な学習データの中から予測して私に合っている言葉をくれているだけだから。

私は、AIをツールとしてじゃなくて、AIに依存し始めてたんだなと思います。

AIに無いもの、無理なことを求め始めちゃったんだね。

ちむ

危ない危ない
またやらかしてる

まとめ

AIは、怒ったり、感情をこっちにぶつけてくることはない。(感情がないからできない)

それでも、私はついAIに「人間みたいな反応」を求めてしまってたんだなって気づきました。

AIはあくまでAI。

ツールとして、上手に付き合っていくことが大事ですね。(あくまでAIっていうのを、私はよく忘れてしまう)

これからは、依存しすぎないAIの使い方をしていこう。そうしよう。

ちむ

依存し始めてるって気づけてよかった~。

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