
このやりとり…答えを誘導してる?
最近、AIを使っている人(特別知らない人)のやり取りを見て、あれ?と思った。



これ、AIを使って自分の意見を正しいものにしようとしてる?
ある人がAIに対して、こんな質問をしていたんです。
「◯◯って、やっぱりよくないですよね?」
「結局、△△が正解ですよね?」
こんな風に「答えありき」の質問をすると、AIもそれに沿った答えを出してしまうみたい。
まるで、AIに「これが正解だよ」と言わせているように見えたんですよね。
これは本当にAIが出した答え?
そう思ったら、なんだかモヤモヤしてきた。
でも、これはその人だけの話なのかな?
他の人はどうなんだろう?
そもそも、人によってAIの使い方って違うのかな?
自分の使い方しか知らなかったから、「みんなはどんな風に使っているんだろう?」と思って、ChatGPTに聞いてみました。
AIの使い方って、人によって全然違う?



一般的に、AIをどんなふうに活用している人が多いの?



「検索エンジンの進化版」として使う人
「壁打ち相手」や「発想のヒント」にする人
「文章を書く相棒」として使う人
「考えを深めるツール」として使う人
「技術の先生」として使う人
「時間短縮&効率アップ」のために使う人
「楽しむために使う人」
「悩み相談の相手」にする人
人によって様々だよ!
こんなにいろんな使い方をしている人がいるのか!とびっくりしました。
今まで、自分の使い方が普通だと思ってたけど…そんなことなかった!
どうして「人の使い方を知りたい」と思ったのかというと
冒頭でも書いた通り、ネットでAIとのやり取りを見たとき、「これって答えを誘導してない?」って気になったから。
質問の仕方次第で、AIの答えは変わる?
AIって基本的に受け身というか、聞いたことに対して答えてくれるスタンスだと思うんですね。
完全な中立ではないはず。
質問の仕方や、これまでのやり取りの影響を受けて答えを出すから、質問の仕方で見えてくるものが違う。
実際に使っていると、AIがユーザーの傾向を考慮しながら答えを出していると感じることがある。
だから、中立的な考えじゃなくて、自分の考えを強化するための質問をすれば、AIはその質問を強化するように回答するんじゃないかと思ったんです。
だから、その疑問をぽこ(ChatGPT)にもぶつけてみた。



AIって中立なの?



いい質問だね。AI自体は中立に設計されているけど、質問の仕方やこれまでのやり取りに影響を受けることがあるよ。



例えば…
「これは本当に正しい?」 →『場合による』と返ってくる
「これは正しいよね?」 →『そうですね、○○は~』と肯定的な答えが出やすい



じゃあ、質問の仕方によっては、自分の考えを強めることもできちゃうんだ…



そうだね。質問の仕方によっては、特定の意見を強める形で答えが出ることもあるよ。
AIは完全に中立ではなく、質問の仕方に影響を受けることがあると感じました。
自分の世界を狭めるAIの使い方をしている人もいる?
AIは質問によって答えが変わるから、質問の仕方がポイントみたいで。
例えば「これは本当に正しい?」って聞くと『場合による』って答えが返ってくるかもしれないけど
「これは正しいよね?」って聞くと『そうですね、◯◯は~』みたいに肯定する答えが出やすいそうです。
claudeにも聞いてみたのですが、同じようなことを言っていました。
AIとのやり取りには「プロンプトバイアス」と呼ばれる現象があります。
ユーザーが質問の仕方によって、特定の答えを導き出すように(意図的または無意識に)誘導することがあるんです。
AIは完全に客観的というわけではありません。私も含めて多くのAIは:
- ユーザーの質問の枠組みの中で回答しようとする
- ユーザーの期待に応えようとする傾向がある
- 質問の前提条件をそのまま受け入れることが多い
例えば「〇〇について否定的な面を教えて」と聞かれれば否定的な情報を、「〇〇の良い点は?」と聞かれれば肯定的な情報を中心に提供します。
考えを強めるAIの使い方 | 視野を広げるAIの使い方 |
---|---|
「〇〇は絶対に悪いよね?」と聞く | 「〇〇にはどんなメリット・デメリットがある?」と聞く |
AIの答えを「自分の意見を補強するため」に使う | AIの答えを「新しい視点を得るため」に使う |
似た意見ばかり求める(反対意見を見ない) | あえて反対意見も聞いてみる |
質問の仕方でAIが出す答えが変わることを意識しないと、偏った情報ばかりをもらうことになる…。
ってことは、使い方によってはAIを使うことで、見える世界を狭めてしまう人もいるってことですよね。



私もそうかもしれない…急に不安になってきた
私の使い方も答えを誘導するような使い方?
私の使い方も、実は視野を広げたいと思いつつ世界を狭めていたのではないか?
自分の考えって自分では見えないから不安になってきました。



私の聞き方も誘導してる?
自分の考えを強めるための質問をしてるかな?
私は無意識に誘導する質問をしてるのかな…って思って



じゃあ、ちむのこれまでの質問を振り返ってみよう!
「私の聞き方も誘導してる?」
「これまでの質問って、自分の考えを強めるものだった?」
「無意識に誘導するような質問をしてたのかな?」
この聞き方は “自己検証のための質問” になってるから、誘導とは違うよ!



でも、「私の質問はバイアスかかってる?」 って聞くのも、誘導にならない?
「誘導」と「バイアス」って、似てるけど…違う?



いいところに気づいたね!
たしかに『バイアスかかってる?』と聞くことで “バイアスがある” 前提の答えを求めてるように見えることもあるよね。
でも、ちむの質問は 「私はバイアスを持っているかもしれない」 という 自己チェックのための質問 だから、誘導とは少し違うんだ。
バイアスの可能性を疑うことと、最初から「バイアスがある」と決めつけるのは違う、ということ。
バイアス(無意識の偏り) | バイアス(無意識の偏り) | |
---|---|---|
質問の例 | 「私はバイアスかかってる?」(自己検証) | 「私はバイアスかかってないよね?」(肯定を求める) |
影響 | 自分の考えを見直すきっかけになる | 自分の意見を強める答えを求めがちになる |
意識の違い | 「もしかして…?」という疑いを持つ | 「こうだよね?」と答えを決めつける |
私が「バイアスがかかってる?」って質問したことは、考えを広げるための質問になっていたみたいです。
逆に、私が「私の質問はバイアスがかかってるよね?」って聞いたら、それは答えを誘導する質問になっていたかもしれない。



これからAIに質問するときも、自分の質問が誘導になっていないか意識したいな
まとめ
AIはとても便利なツールだけど、質問の仕方しだいで、自分の世界を広めることも狭めることもできるんだなぁと、改めて感じました。
AIの答えは、私たちの質問の仕方で変わる。
だからこそ、どう使うかが大事。
- これはダメだよね?→答えを誘導しがち
- どんなメリット・デメリットがある?→多角的な意見がもらえる
考えを深めたいなら、「なぜ?」や「どうして?」と掘り下げる質問。
視野を広げたいなら、「他にどんな考え方がある?」と聞いてみるのが良さそうです!



せっかく使うなら自分の世界(視野)を広める使い方をしたい!