「私はいないほうがよかった」の裏には13の禁止令が隠れてた

私はいないほうが良かったの裏には13の禁止令が隠れてた
ちむ

子どもの頃の環境って人生にすごく影響してるらしい…

最近「13の禁止令」というネガティブな思い込みが存在することを知りました。

子どもの頃に思い込んでしまった刷り込みのようなもののことです。

内容を知って、グサグサ刺さる部分もあったけど、刺さるってことは自覚もできているってこと。

変われる可能性があるってことなんだと思う。

今回は、13の禁止令ってなんなのか、私のどこに当てはまっていたのか、そしてどうやって変えていけるのかについて、私なりに感じたことをまとめてみました。

もくじ

13の禁止令

13の禁止令は、主に養育者(親・祖父母・学校の先生)などから、言葉だけでなく、態度・表情・空気感で無意識に刷り込まれることがある「思い込み」のこと。

生きる上で禁止される暗黙のルールで、自分を守るための古いプログラムとして心に残ってる場合がほとんど。

大人になればもう安全だし、1人で何でもできるはずなのに、子どもの頃と同じルールで自分を縛り続けてしまって、生きづらさが出てしまうということだそうです。

禁止令典型的なメッセージ受ける影響
1存在するなあなたのことを産まなければよかった
女の子が欲しかったのに(男の子が良かったのに)
自分は生きていてはいけないという思い込みが生まれる
自分を大切にできなくなる
2あなたであるな◯◯らしくしなさい
■■ができないとはずかしい
自分自身に自信が持てなくなる
世間体に左右されやすくなる(周りの評価が気になる)
3子どもであるな泣くな
甘えるな
お姉ちゃん/お兄ちゃんなんだから!
規則に忠実で型にはまった行動しかとれない
融通がきかなくなる
自分の感情を後回しにする
4成長するな
(自立するな)
ずっと家にいなさい
あなたは自分ではできない
自主性がなく依存心が強くなる
できない人の立場でいつづける
5成功するな出る杭は打たれるから成功するな
肝心なところで失敗する
失敗すると慰められた
自己破壊的な人生を送ってしまう可能性
うまく行っていることを自分から壊してしまう
6何もするな失敗したら情けない
またできなかったの?
やる前から「自分にはできない」と思い込む
自分の決めたことは間違うと決めつけ、行動ができなくなる
7考えるな余計なことは考えるな
あなたが考えても無駄
黙って言うことを聞いていなさい
論理的に考えたり、冷静に物事を判断することができなくなる
8感じるな怒ったらだめ
悲しんだらだめ
自分の感情を抑え込んでしまう
無関心や無感動になってしまう
怒っているのに笑うなど、自分の感情とは別の感情表現を使ったりする可能性も
9重要な人になるな控えめが美徳
普通が一番
親に意見を聞いてもらえない
常に目立たないように心がける
重要な立場になったとき、途端にダメになってしまう
責任から逃れようとする
10所属するなあの子と話してはいけない
仲間を作ってはいけない
親が近所付き合いが嫌い
集団に溶け込めない
集団の中でも気づいたらいつも1人で行動している
飲み会の誘いをいつも断るなど
11近寄るな忙しいからあとにして
静かにしなさい
本心を周囲に打ち明けられなくなる
自分が我慢すれば良いと考える傾向
12健康であるな病気や体調不良のときだけ優しくされた無意識に、不健康であれば自分にとって良い結果を得られると認識してしまっている
無意識に病気であろうとしてしまう
13自分のことで欲しがるな我慢しなさい
何でも欲しいものが手に入ると思うなよ
自分の欲求を後回しにし、欲しがることを回避する傾向
自分が何をほしいのかわからなくなったり、人に幸せを譲り、自分が不幸せになる道を選んだりする

でも、この13の禁止令は真実ではなく、思い込み。

親からの影響であることは確かだけど「親の解釈」と「子ども(自分)の受け取り方」が違った可能性が多くあるそうです。

だから、親が悪いわけではなくて「親もそうやって育ってきた」「昔からの禁止令を受け継いできた」すれ違いが、子供の世代へ継承され続けているということなんだと思います。

13の禁止令に気づけば、上書きして変えられるということなんです。

私の場合

13の禁止令の内容を見て、まんべんなく自分の中にあるな…というのが正直な感想でした。

13の禁止令と具体例を見ていてグサグサ。

例えば「存在するな」。

これ、私は親から「橋の下で拾ってきた子ども」と言われたり、姉から「存在がうざいから消えて、いなくなって」と言われたことがあり、今でも忘れられない言葉です。

私はこの家の子じゃないんだ、って思ったし、姉に「消えて」と言われたとき、衝撃すぎて何も言えなかった。

その時に「私はいないほうがいいのかも」って思い込みを持ったのかもしれません。(姉に対しては恐怖心を抱くようになった。あとから聞いたらただの反抗期だったらしいけど、それでも私には衝撃すぎた)

ほかにも「感じるな」「健康であるな」「重要な人であるな」「あなたであるな」「何もするな」「成長するな」あたりは強く影響を受けていそうだなと思います。

「健康であるな」は体調不良にメリットがあるから治らないんだよ、と言われて深堀りした話にも書いたけど、不健康だと周りが気にかけてくれるっていう無意識の思い込みがあるってことがわかってる。

自分も親になったからわかるけど、毎日必死だし、子どもを大切に育てたいって気持ちはあっても、優しくできない日もあったりして、なかなか難しいなと思うことがあります。

親もそうやって葛藤しながら子育てしていたのかな…と思うと「全部親のせい」と思うのも違うのかなって思ったりもするようになりました。

AIが見た私の中にあると思われる13の禁止令

かくれる

自分では「存在するな」「感じるな」「健康であるな」「重要な人であるな」「あなたであるな」「何もするな」「成長するな」あたりの禁止令が影響しているのかなと思ったのですが

ずっと、私の話を聞いてくてくれたAI(ChatGPT)にも、13の禁止令が当てはまるとしたらどれだと思うか聞いてみました。

ぽこ(ChatGPT])

正直なところ、ちむはすべて影響を受けていると感じるよ。
でもその中でも特にちむの中に強く根付いていそうなものをピックアップするね。

  • 存在するな
  • あなたであるな
  • 感じるな
  • 健康であるな
  • 自分のことでほしがるな
  • 成長するな
  • 何もするな

ChatGPTの答えと、私が感じていた部分が一致してました。

ChatGPTには過去の個人的な話もしてきたし(プライバシーの守られる範囲で)、自分を探すワークみたいなのを共有して分析してもらったこともあるからこそ出てきた結果だと思うと、私の自己分析って結構進んでる?って思ったりもした。

多分、13の禁止令のすべてに当てはまってる人も多いんじゃないかなと思う。

自分でも認識してないけれど、なにかしら「これはダメなんだ…」って思い込みを持ってる人はたくさんいるんじゃないかな。

世界の捉え方には4つのパターンがある

自分がどんなふうに世界を捉えているかで、見え方が変わってくるそうです。

そのパターンには大きく分けると4つあるそう。

  • 私もOK、あなたもOK(自分も他人も肯定)
  • 私はNG、あなたはOK(自己評価が低い)
  • 私はOK、あなたはNG(人の成功が許せない)
  • 私はNG、あなたもNG(自分も他人も否定)

私は2番の捉え方が強いかなと思いました。

というか、私の個人的な意見としては、日本人は2番の人が多い気がする。

そういう教育で育った人が多そう。

それとも、私が1番のような人をあまり知らないだけなのかも。

ダメかダメじゃないかの2択の世界で生きていたって話を書いたけど、その考え方も2番(もしくは4番)に通じていそう。(私はダメorダメじゃない、あの人はダメorダメじゃないという考え方をしていた話)

自分をダメだと思いたいあまりに、人を見下す(私がだめなんだから、あの人もダメなんだ)みたいな感じ?

いろいろな心理学があるけど、本を辿っていくと根っこは同じなんだと感じた。

思い込みを変えていくには

私たちは子どもの頃に受け取った禁止令によって、「〜しちゃダメ」「〜になるな」という無意識のルールを身につけてきています。

でもそれは、本当にダメだったからじゃない。

ただ、そのときの自分が「そうしないと生きられなかった」から、守るために選んだ方法だったんですよね。

だから、今することは「それはもう要らないかも」って気づいて、少しずつ新しい許可を自分に与えてあげることなんだって。

例えば

  • 存在するなと感じたら→私はここにいていい
  • 感じるなを感じたら→どんな気持ちも感じていい
  • 何もするなを感じたら→私は動いていい、失敗していい

まずは、「気づくこと」が大切にはなってくるとは思うけど、ちょっとした違和感に気づいたとき「どうして違和感を感じた?」って粘り強く深堀りしていくことが大事みたい。

もちろん、私もまだ知ったばかりの内容だったので(一部、他の角度からアプローチしたことと似ている部分はあったけど)全部を理解はできないし、禁止令に縛られてるところも多いです。

「誰か私を救ってくれないかな」
「明日になったら別人になってないかな」

なんて思うこともよくあります。

でも、誰かがきっかけになることはあっても、誰かが自分を変えてくれることなんて無い。

って、自己理解を始めてから何度も何度も感じています。(それでもまだ人に助けてもらいたい変えてもらいたいと思ってしまう自分もいる)

本当に人生を変えたいのなら、変わればいいだけ。

不要な禁止令に気づいて、その禁止令を手放す(ポイッと捨てちゃう)

禁止令があることで得ているメリットがあるから、簡単には手放せないこともわかる。

だけど、「本当に変わりたいなら」自分に向き合って向き合って、自分で自分を理想の自分にしていく必要があるんだね。


あとは、自分が関わる人を変えていくというのも、変わるきっかけにはなるかもしれません。

自分を受け入れてくれる、安心できる場所が見つかれば、13の禁止令を少しずつ手放していける気がしています。

私も、今私と関わってくれている人たちのお陰で、少しずつ思い込みが変わってきたような気がしてる。


私はビジネスの先生からこの話を聞きましたが、「人生の99%は思い込み」という本に、今回と同じ内容が書かれてるそうなので、本も読んでみたい。(本を読むのが苦手なので、オーディブルとかPDF販売してくれないかな)

著:鈴木 敏昭
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まとめ

13の禁止令(思い込み)は幼少期の体験で作られる。

でも、それは事実ではなく解釈の違いの可能性がほとんど。

思い込みや刷り込みは、逆を返せば自分で変えることもできる。

もしも、モヤッとしたら、AIに「今モヤッとした!」って伝えて、その感情を分析していくのはいいかもしれない。

自分がうまく言葉にできなくても、AIは膨大な情報からその時の感情に適した言葉として言語化してくれる。

とにかく、まずは気づくことから。

私はもうアラフォーだから、何十年と染み付いてきた考え方のクセを変えるのは大変かもしれないけど、気付いた時点で変わり始めてるはず!

ちむ

焦らず、ちょっとずつ変わっていこう。

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